忍者ブログ
Posted by - 2024.10.05,Sat
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Posted by 安奈 - 2008.06.20,Fri
電波注意。


一年生の頃お世話になった大好きな先生に、久し振りに作品のアドバイスをして貰いました。(ほんと駄目な学生なのに、見捨てずに構ってもらえて有り難くて泣きそう。)
私の作品は世界系のヘボンなのに微細なところまで読み取って、私の好きな画家を当てて、その精神論まで優しく話して下さった。良い教育者ってほんとにいるんだなあって実感しました。
大体ルドンとセザンヌに終始していて、セザンヌは他の画家をまったく認めてなかったけど、ルドンの絵は評価していた。それはルドンのテクニックや理論では説明のつかない神秘性だとか、何か崇高なものを感じていたから。のような話でした。
セザンヌはテクニックで語られる事が多いけど、彼自身はそれよりも絵と対話する事に重きを置いていた。とか
絵を透明人間になって描いてみなさい。とか
透明人間っていうのは何となく分かります。
次にどの色を置くか、どんな線を入れるか、それを絵自身が語り出すあの自己が無くなる瞬間の事だと私は思いました。
イラストや漫画や絵を描く人は瞬間瞬間にきっと体験してるだろうと思ってます。

あれがミューズなんだろうと思います。

先生の話を聞いてから、バージルのイメージが離れない。バージルがなぜこんなにも私自身の芸術に対する信仰に関わっているのか、正直なところ未だに説明がつきません。でもバージルが持つ何かが私が知りたくて堪らない『美』というものに限り無く近いのだろう、という予想を立てています。
その『美』はより普遍的で時間や場所に囚われない。『真理』とも言い換えられるかもしれない。


それから、「私のバージル」と思う。私の中のバージルのイメージに対して、こんな風に思ってしまう時がある。
萌えとか好きとか嫌いとか、そういうのを超えて、バージルという一つの意匠を確かめる、そんな具合に
同じようにバージルをそれぞれ大切に思う人が、イラストや絵を描きながら、歩きながら、ふとした瞬間にそれぞれのイメージを思い起こして「私のバージル」と思っていてくれたらと思うそんなロマンチックでした。



毒電波
完 全 復 活





PR
Twitter
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
安奈
性別:
非公開
最古記事
最新コメント
最新トラックバック
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
忍者ブログ [PR]